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『紙の魚の棲むところ』
雑賀恵子(著/文)
発行:青土社
言葉の海へ、意味の外へ
「書物のなかにありながら、意味するものにはとらわれず、意味するものとはまったく無縁に、言葉の海を泳ぐ魚がいる。紙の魚。紙魚(しみ)」(「まえがき」より)。
宮沢賢治、大江健三郎から、荒川弘、こうの史代まで――かれらの〈テクスト〉のなかにかろうじて痕跡をとどめる、けったいなもの、不器用なもの、たよりないものたちに目を凝らすことで、意味に絡めとられたこの世界に、わずかな綻びをもたらす。
『空腹について』『エコ・ロゴス』の著者がおくる渾身の思想エッセイ。
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