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koro

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『koro』 榊原紘(著) 発行:書肆侃侃房 発行:2023年 定価:2310円 眼の奥に錆びた秤が一つあり泣けばわずかに揺れる音する 『悪友』で熱烈な支持を集める著者の、無二の進化を遂げた渾身の第二歌集。 【栞文より】 「救われたくない。ゆるされたくない。そう何度も叫んでいる。(中略)できれば全て脱ぎ捨てたいのだ。そうすればふたたび穢れず生きていける」(江戸雪) 「榊原の美意識は現代短歌において実に独自性が高い。そしてその根底には、神秘への思慕がある」(黒瀬珂瀾) 「この作家の器の大きさに感嘆した。自在な言葉が相応な重さを持って宇宙の謎に拮抗している。人間が人間である悲苦から逃げることなく、現代人の知性によって真っ向から対峙している。(中略)怖るべし・怖るべし・怖るべし」(水原紫苑) 【収録歌より】 銀漢に表裏があれば手触りは違うのだろう 指輪を外す 百合のように俯き帽子脱ぐときに胸に迫りぬ破約の歴史 額縁を焼(く)べてきたかのような貌ゆっくり上げてただいまと言う ボトルシップの底に小さな海がある 語彙がないから恋になるだけ ヘアバームのくらいにおいだ泣くのなら最初の一粒から見ていたい 【栞】 江戸雪「滅びの思考」 黒瀬珂瀾「かずかぎりなきあなたとわたし」 水原紫苑「宝剣の一行」 *中古本です。多少の傷みや焼けがあります。予めご了承ください。 *こりおり文庫をお買い上げの方には、珈琲ドリップバッグを1つプレゼント。ぜひ珈琲を片手に本をお楽しみください。 *複数冊ご注文の場合、クリックポストやレターパックではお送りできない場合があります。まとめ買いの際は事前にご相談ください。

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