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『歳月』
茨木 のり子(著)
発行:岩波書店
最愛の夫が他界したあと書き継いだ、亡夫に贈る愛の詩篇。
夫婦という極めて私性の強い密室を描き、女性としての息づかいが濃厚にただよう、死後にもつづく永遠の愛。戦後の女性の生き方を読者の知性に訴え続けてきた詩人が、没後にはじめて詳らかにした、純愛に生きるみずからの生(なま)の姿。
口絵二丁。
(解説=小池昌代)
目次
Ⅰ
五月
その時
夢
四面楚歌
最後の晩餐
お経
道づれ
月の光
栃餅
部分
夢で遊ぶ病
占領
泉
駅
Ⅱ
蟬しぐれ
夜の庭
モーツアルト
殺し文句
恋唄
獣めく
一人のひと
二人のコック
町角
誤算
ひとり暮し
手
急がなくては
レンコート
梅酒
橇
Ⅲ
なれる
電報
(存在)
(パンツ一枚で)
試すなかれ
椅子
古歌
湯檜曾
歳月
「Y」の箱(宮崎 治)
『歳月』の秘密(小池昌代
茨木のり子著作目録
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